Mujika Easelとあの子












高木正勝が言っていた
花火の、見ている人たちの歓声が好きだと


高速バスの窓枠に揺られながら、ひとりの女の子のことを考えていた
斜陽
カーテンに手を伸ばす


あと、暗く長いトンネルの中で近づいたり離れたりしてゆく伸びやかな彼女の声を想像したりした
湿った空間にはちいさな足音もひたひたと響いた
私はくらくらした


Mujika Easelも命を削っているからそのあやうい儚さが私は好きなんだと思う


ことばにたましいがないなんてありえない
ことばにいつわりがあるなんてありえない
ことばに息がかかった
花は咲くとおもった