GW 小川山#2

DAY2

昼より荒天の予報だったので早起きして8時にクライミングへ出かけた。
朝は冷え込まなかったのでもっと早く出ても良かったのかもしれない。
妹岩までの急登をよろよろになりながら登る。夫は相変わらずリードを外された犬のように山の中をぐんぐん進み、あっという間に視界から居なくなる。後日話して笑ったんだけど、この日は四人ともそれぞれ二日酔いでアプローチで死にかけてたらしい。私もふらふらしながら歩いた。

妹岩
有名なカサブランカ5.10aNPを目当てにしてたけれども2パーティーの順番待ち…。
Yちゃんたちはマラ岩に移動して、夫はジャックと豆の木を登って時間つぶし。
夫のジャックは一本目から渾身の登りで、ビレイをしながら私もかなり緊張した。その後、カサブランカの隣の龍の子太郎5.9NPが空いたのでTRで遊ぶ。一向にジャムれない私は引き上げてもらっただけになる。初クラックのA木くんはノーテーピングで登ってみたいと素手でとりつき、スラスラ登っていった。
カサブランカにトライしていた2パーティー目の女性がRPされた頃には雨がそれなりに降ってきたので、マラ岩にTRがかかっているレギュラーイレギュラー5.10cを触らせてもらって私たちは撤収。このルートも有名ルートらしいけれども、抜けのスラブまでカチカチな感じがひたすら続く感じで、うーん。岩が荒いので、しょうもない極小ホールドが持てる乗れる。雨降ってるのに。ありえないフリクションだったな。

またまた薪を拾いながら下山して、これから雨がさらに降るというのにボルダーへ出掛けていった奇特なYちゃんA木くんと別れて、私たちは甲府へドライブ。
小川山に入る前に仕入れたダイヤモンド酒造のザ甲州がとても美味しかったので買い足したり、ワイナリーへ行ったり、ソフトクリーム食べたり、銭湯へ行ったり、ナナーズで買い出しをしたり。長野に来たらおやきを毎日お昼に食べよう計画を立てていたのに、ナナーズには売っていない。なんでや。
夕ご飯はYちゃんテント内で鍋と即席アヒージョ。家で摘んできたローズマリーがキャンプで大活躍。もっと持ってくればよかった。A木君は転入の手続き関係が色々あるとのことで一旦帰宅。
薪は雨で濡れてしまったので今夜は焚き火は無し。


龍の子太郎とカサブランカ

缶つまレストランと牡蠣缶 このあとアヒジョる

GW小川山 #1

DAY0

早朝出発、一日中ドライビング。水曜どうでしょうとクレイジージャーニーのDVDをしこたまプレイ。ジャーニーはやっぱり高井研さんの回が神。本匠行くときに何度も見てるのでに飽きない。恐ろしい!
甲府で降りて、遊亀銭湯(普通の銭湯かと思いきや温泉)、定食屋(名前失念)、酒屋で甲州ワインを買って、道の駅南きよさとでテント泊。



DAY1

7時頃に廻り目平キャンプ場着。
福岡から独りで運転してきたYちゃん(クレイジー!)、滋賀で就職が決まり引越してしまったA木くんと合流。
兄岩と父岩でショート。
九州ではアプローチほぼゼロの岩場に通っていたので、いつもの荷物(プラス)カムというなかなかの荷物を担いでのハイクアップがカラダに効いてくる。

兄岩
Sunday5.9NP
夫がトップロープを掛けてきてくれたのでトライ。クラックアレルギーとしては初っ端からテンションが下がり気味の一本かと思いきや、ほぼレイバックだったのでものすごく楽しくトップアウト。
13クライマーズの二人は反射炉はデイドリーム5.11bにトライしてたけれども、相当悪そうでした。登り終えた4段クライマーのA木くん曰くそれでも体感11bくらいとおっしゃる。ほんまかいな。

父岩
小川山物語5.9★★★超人気ルートとのこと。
順番待ち必至のルートらしいが、まだまだ空いてる小川山、貸し切りで登ることが出来た。そんなに人気ならばとせっかくなのでマスタートライ。
終了点からの景色が最高なのでカメラを持っていったら?と夫のアドバイスでカメラを背負って行くが、マルチのリードをしているかのようなぶっ飛んだピン感に心がバキバキ折れてゆく。カメラなんて背負って気楽に取り付くルートではない。私の馬鹿。ああ、次ヌンチャクを掛けたらテンションって言おうと、震えながら登り、ここまできたのにもったいないと、根性出してなんとかMOS。マルチのリードだけは一生縁がないと思っていたのに、ショートでその気分を体験するとは。小川山でもうリードはしないとめそめそしてしまう。
たしかに終了点からの景色は最高だったけれども、細かいホールドを拾っていくだけのなんとも特徴のないルートで、私には隣の小川山ストリート5.9の方がよっぽど面白く感じた。

タジヤンⅡ5.10a
夫がトライし、とても面白いからと勧められトップロープでトライ。
下部スラブは乗り込めそうもなかったので早々に巻いて、一旦バンドに出る。それからのラインがとてもユニークで、自然の岩でこういうことがあるものなんだなあと終了点までニヤニヤしながら登る。

小川山の花崗岩はフリクションが良すぎてびっくりする。粒子が荒いのかな。比叡の花崗岩とはまた違った印象。

夜の焚き火に備えて薪を拾いながら下山して、ボルダーに出掛けた二人と別れ、ヘルスパークかわかみでお風呂、ナナーズで買い出し。夜はYちゃんテント内で鍋。後発のKちゃん家のポン酢がとても美味しかった。ごちそうさまです。
焚き火をしながら四人でお酒を飲む。覚悟はしてたが廻り目平の夜はうんと冷え込む。甲府の酒屋で買ったダイヤモンド酒造のザ甲州がとても美味しい。白です。マストバイ。この日は移動の疲れもあってか全員飲みすぎてしまう。

この遠征のためにコットンタープを新調

小川山物語からの景色は最高 涙目になりながら撮影

小川山ストリート Yちゃん

小川山物語 A木君

タジヤン

渡渉核心







思えば遠くへ来たもんだ 本匠 遊歩道エリア




photo by yuka


初めて本匠に来たとき、異様な雰囲気の遊歩道エリアを見て驚いたことをよく覚えている。
山々に囲まれた風光明媚な田舎、緩徐に回る大水車。その風景のなかを静かに流れる番匠川…の上の岩壁を登る…く、く、クライマー。しかもものすごい被ってるぞ。うそ、
こんなところを登るの、と。

遊歩道エリアに初めて行ったのはそれから1年は経っていたはず。振袖という5.10cの短いルートを1日かけて登ったことを思い出す。

そんな私が、遊歩道にある「思えば遠くへ来たもんだ」という、見るからに屈強なクライマー達を終了点でフォールさせているルートを完登する日が来るとは思わなかった。
去年の夏と今春しつこく通って先日RPできた。
ちなみに前週、夫は番匠5.13bを日数かからず登ってグレード更新しました。ぱちぱち。

皆がやってるムーブは私には到底無理で、それでも去年の夏にこれかなと型取ってたムーブを、春になってから地道に掘り下げた。手数をみんなの倍以上増やして、誰も使っていないホールドを掃除して。パワーが足りなくても登れるムーブを作った。
最終ピンでは1~2分のレスト。おかげで、終了点クリップはかなり余裕ができて、ロープを手繰りながら、終わってしまうことを寂しく思った。(それはもう…あほみたいに登りこんだので)

皆んなに出来ることが弱すぎる私にも同じように出来るとは絶対に思えない。
けれども岩はプラスティックと違って、私の身体のサイズ、体力をもって、出来るかぎり歩み寄ることができるから、フィジカルが圧倒的に足りていない私でも考え尽くすことができる。

登山から始まったクライミングだけど、私は両方ともスポーツだと思ったことは一度もない。
他の誰かと強さを競うわけでも比較するわけでもなく、自然の中で自分自身と向き合って、長い長い物語を紡ぐ。

平日は頭の中で何度もムーブを描き、手汗をかいて、週末に向けて気持ちを高めて。
淡々と過ぎる毎日を、クライミングは彩ってくれる。
つらければつらいほど、強烈な感動に出会わせてくれる。
思想的なもの。人生的なもの。

今回、思えばをトライしながら私がクライミングに惹かれる理由をこんな風にずっと考えてた。

グレードに一喜一憂するのは好きじゃないけど、憧れていたラインでグレード更新できたことは心から嬉しかった。(振り返ると2年前に5.11b/cを登った後は、5.11bまでしかトライしていなかった。以前は夫がサポートしてくれたけれども、やりたいルートのヌンチャク掛けは自分でしなければと、当たり前のことだけど思ったから。上手くいかない時もあるけどね。)
何よりリードクライミングの醍醐味のような最高に面白いラインを登りきることができて、凄く幸せだった。
へなちょこな私には不相応なルートだったけれども、今までに何度も何度も落ちたけれども、取りつくたびにどんどんこのルートが好きになって、いつか登りきろうとそればかり考えてた。

思えばの旅は終わってしまったけれども、また何度でも登るんだ。いつかは皆がやってるムーブで登りたい。
これからも、グレードにとらわれず、長くて変化のある、これだっていうルートを、自分らしいムーブで登ろう。

宮崎比叡山 第三スラブ



本匠ショートフリーの次の日に久しぶりの比叡山マルチピッチ。
今日も一番乗りの7時半ごろスタート。
第二スラブを行くつもりが、1ピッチ目から第三に入っていた、のでそのまま登る。
前日の夜にそれなりに雨が降ったので、スラブは湿ってて、濡れてるクラックがあったりと、気持ち悪い中、夫のおかげで無事完登(もちろん私はオールフォロー)。
私がトップで登ることはきっとずっとないんだろうけれども、やはり超絶ランナウトしているマルチでトップを登るには、(登坂能力は大前提として)頭のねじが十本くらい緩んでないとだめだよねと、毎回思いながら後をついてゆく。

比叡と言えば、寒い時期の陽の当たらないニードルばかり登っていたので、快晴の下、岩場に咲く鮮やかなあけぼのつつじにはっとさせられながら、頂上を目指した今回はとても楽しかった。
序~中盤の厳しいピッチのことは忘れて、後半はリヤカーマン@ジャーニーの物まねをしながら、くだらないバカ話をしながら登った。ハングの箇所はムーブがあって面白かった。
いつのまにか頂上へ出て、見晴らしの良い場所に座っておにぎりを食べて下山した。



本匠遊歩道エリア 鮎のおにぎり5.12cRP
私もどっかぶりのビレイがんばったよ!
 
スラブはヒールムーブだよね~(ねつ造)


いつかの立花山の帰り atwallであきさんカリー

説明不要のビジュアル(パクマシver)

雪山の英彦山




 かぢさんアテンドで、Gぽん、さやぽよ、夫と私でガチの雪山になった英彦山へ。

八ヶ岳にでも来ているのではと思うようなふっかふかの雪山。

モンスターツリーもたくさん居て、握手してみる。ファンタジーな道。

中岳の英彦山上宮の荘厳な佇まい、

中岳からシンボルツリーまでのふとももラッセル。

右見て、左見て、宙を仰いで、

にやにやが止まらない〜!

普段登山をしていないくせに、美味しい所取りしてしまった週末でした。

コース
別所駐車場→奉幣殿→四王寺の滝→南岳→中岳→北西尾根→野営場→別所駐車場




sayaka

kaji

gori-p

gori-p

gori-p

kaji

sayaka

gori-p


皆からお写真拝借。

ガッチガチの雪道をぶいーんと運転してくれた雪国出身の夫にも感謝!

今年は登山もクライミングもバランスよく遊んでみようかな。




2016年のいろいろ

◎登山

大島オルレ 気持ちの良いトレイル また行きたいな
比叡山ニードルマルチ 何度来てもいい場所 西面なので朝は寒い
恵庭岳 久しぶりの登山で疲れた ガスったし



◎ショートフリー 記憶に残ってるトライ ★は私的レート

千仏ロック ★★お不動さんRP ★楓RP

本匠 ★★★アイミスユーRP ★★山河山頭火RP ★★★大洪水RP ★★★小指の痛みRP ★★サンドイッチとバナナRP ★★★大分元気風RP ★★★ヘルプRP

野岳 ★★★東ルートRP 

日向神 ★★★愛は勝つFL ★プリティ・ウーマン(直登ではない)RP 山紫水明RP

八面山 ★クリスマスプレゼントRP

小樽赤岩 ★★スリーエフRP(と思ったら後に限定があったことを知る)



夫は主に洛陽、春雷、天の川をRP。特に洛陽のRP便はビレイしつつもとても感動した。いいもの見たわ。
それとYちゃんの岩魚道RP便、A木くんの精神病の鬼トライもかっこ良くて感動した。


◎ジョン・カーニーのsing street、ギリギリでスクリーン鑑賞。同じくBIGIN AGAIN、DVDだったけれども。

◎念願だった鹿追町にある神田日勝美術館で開拓の馬を見て感動のあまり涙が出た。後日購入した奥さんの神田美砂呼さんの自伝を読んで、神田夫婦の絆にまた涙。一生ものの本に出会ってしまった夏。

◎地底探検家の吉田勝次さんの回を見てから、クレイジージャーニーにどんハマり。



洛陽5.13a pic by Y


お気に入りのocunとうちの猫

右の本職の方の背中が鬼
大島オルレ 灯台へ向かう気持ちの良いハイキングコース

ニードルのピークから懸垂下降

ヘルプ5.11bをドローンにて pic by O

恒例の真夏の本匠 pic by Y

どっ被りだけど足で処理できる、大分元気風5.11b pic by G



中央アルプス 木曽駒ヶ岳 2,956m


2016/12/30

夫と車で北上。
何年ぶりか数えるのも恐ろしいくらい久しぶりの厳冬期のアプルス。
予報通りの快晴だったけれども、予報通りに稜線上は爆風で、
山頂目前に中岳を越えた辺りで、ヘタレな私たちは踵を返したとさ。

滞在時間は少しだったけれども、さんびゃくろくじゅう度、
景色は開けてアルプスの山脈も富士山も綺麗に見渡せたので気持ちが良かった。

下山して、駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べた。
登山者のソウルフードの明治屋は正月休暇だったので、
なごみというお店に入り、黒ゴマ(駒ヶ根名産らしい)ソースカツ丼を注文。
ソースが濃厚で、カツはジューシーで脂が甘くて美味しかった〜。
また食べに行かねば!

翌日は御嶽山の中腹にあるおんたけ2240でスキー。
翌々日は備中長屋エリアでクライミング。(辛かった〜)
正月太りとは無縁の、アクティブな休暇でした。



よく見て、岩じゃないよ、人だよ…
(朝イチはアイスバーンになっててフリーソロでスラブを登ってるようでした)


初の2,000mをロープウェーで越えた夫。
そういえば初ピッケル。(アックスはあるよ)






稜線上もところどころ、アイスバーンで、気を抜くと滑りそう。
爆風に煽られて滑落仕掛けてる人が居たけど、
手にはなぜかダブルストック。




吸い込まれてしまいそうな深い蒼色

 御嶽山